機材紹介などで
- 「ツマミはオールフラットでこの音!」
- 「アンプのセッティングはフラット」
- 「フラットでこの音はすごい!」
こんな感じフレーズ聞いたこと、読んだことありませんか?
間違いじゃないけど、勘違いしやすい表現・・・それが『フラット』という言葉。
ツマミの12時である、ということだけの意味
『フラット』であることが、なんかすごいとか、かっこいいとか、えらいとか、とういう意味は全くありません(笑)
ただ12時の方向にツマミを設定しただけです。
さらにはフラットってツマミの位置の話なのか、聴覚的にフラットなのかが混同されるのがあるあるな問題・・・
なので、ツマミが12時って表現に統一してもらいたいと割と真面目に願っています私は!
ツマミが12時でも『聴覚的フラット』でない場面がいっぱい!
音作りってあなたはどうしますか?
アンプのEQ回したり、ベースのオンボードプリ、足元の設定・・・
他にも、弾き方、楽器の状態、キャビネットの置き方や位置、爪の長さまで
書き出したらどんどん出てきちゃいます(笑)
それだけ音作りって沢山の要素が関わっているんです。
ツマミを12時にしただけで『聴覚的フラット』にもっていけるのは稀です。
そうなる専用機器を持ち込んだときくらいでは?と思うくらい。
(それは言いすぎかもしれませんが、マイアンプをフルセットで持ち込んで、さらに微調整したり・・・)
キャビネット一つ考えても、キャビネットの種類によってアンプやエフェクターのセッティングが同じでも全く別の音が出ます。
そうなるとツマミ12時にしたら音がこうなるってそんな単純な話ではないですよね。
それではなぜツマミはフラットというフレーズが頻繁に使われるのか・・・
わかっている人にとってのツマミがフラットの意味
それは12時のポイントが一番足し引きできる設定だからです。
右にも左にも同じ分だけ回せます。
12時だとこうである、そこから狙う音にするために・・・(ツマミをいじる)
このように12時が自由度高いスタート地点だったり、指標にしやすいからだけ。
12時にして音を判断することなく終わることはありません。(12時で音作り完了したならアリ)
聴覚的フラットに持っていくこととツマミがフラット(12時)であることは別です。
そこを混同しないでほしいので、安易にツマミはフラットって言ってほしくないんです。
あなたもツマミは12時といいましょう!(そりゃフラットってなんかかっこいいんだけどさ!)
まとめ
- ツマミがフラットである、という言葉は勘違いしやすい
- 音作りはツマミの設定だけじゃない、キャビネット一つ変えれば全く別もの
- ツマミのフラット(12時)と聴覚的フラットは別
- 12時は音作りのスタート地点としてやりやすいから
- 勘違いしないように、ツマミは12時っていいませんか?