あなたはフラットな音ってなんか良い音ってイメージ持っていますか?
それとも個性がなさそうで無難だなぁ、とか・・・
フラットって一言にしてしまうから、色々な解釈があって曖昧になっている気がします。
理想とするフラットな音ってどんなイメージなのか、このページでお話ししましょう!
ツマミのフラット(12時と言ってほしい)と聴覚的フラットは違う
これは別のページでもお話しましたので軽く・・・
ツマミの設定と出てくる音は無関係ではありませんが、ツマミが12時であればこんな音!って単純なものではありません。
音を作るいろんな要素のうちのひとつがツマミっていうだけ。
なので、ツマミの12時と出てくる音がフラットであるは混ぜないようにしてくださいね!
聴覚的フラットである音はこんな特徴
音の特徴を言葉で説明するのも難しいですが・・・
- ハイは綺麗に伸びて耳に痛くなく
- ミドルが出すぎて丸っこくなく
- ローが飽和してボワボワして野暮ったくなく
なんかこうじゃない音って説明になってしまいますね(笑)
ハイからローまで余裕あるバランスの良い音ってことなんですけど^^;
聴覚的フラットは無個性でツマラナイ音とは別!
上の特徴だとなんか無個性に感じるかもしれませんね。
しかし、フラットであるのがスタートラインというかデフォルト状態とイメージしてください。
そこで
- 荒い音にしてみたり
- 高音が出る奏法にしたり
- 低音が力強いタッチにしたり
こうするとしっかり付いてくるのが、本当の(良質な)聴覚的フラットだと考えています。
個性ある弾き方には個性が反映される、かといって通常状態はミドルこんもりでも、ドンシャリでもなく、どの帯域も余裕ある音・・・
ここらへんはエンジニア目線より奏者目線かも。
(フラットってエンジニア寄りキーワードな気がして)
弾いてて楽しくない、熱くなれないな~っていうのは、どの帯域も無難に鳴るけど、弾き方やニュアンス変えても付いてきてくれない感じ・・・これはなんちゃってフラットだと考えています。
原音忠実系もこれと似た問題ありますね^^;
まとめ
- ツマミ12時と聴覚的フラットは別
- 聴覚的フラットはハイからローまで余裕のある鳴り
- 良質な聴覚的フラットは無個性ではなく、むしろ自由でのびのびした弾き心地
- 無難でつまらない音になるケースもあり(なんちゃってフラット)、それは原音忠実系にも似た問題が・・・