あなたは、ベース本体にしろ、エフェクターやアンプ、これらの価値判断ってどのようにしてますか?
音色、機能や見た目、直感などいろいろあるでしょう。
高いからよいものに違いない!これも一つの判断です。
今回のお話は多少踏み込んだ内容なので人によってはイラっとするかもしれません。
そんな方は当ブログが合わないということで・・・
私と逆の考えもあること自体は理解しています。
理解はしていますが、だれでも書ける無難なことよりも、私が私の視点で書くことに意味があると思った次第です。
どっちが正解というよりも、この考えが違和感ないあなたはこのブログぴったりですよ!ということで^^
(合わない方が読み続けるのも時間がもったいない!)
※今回は傾向のお話です。例外もあるはずなのでそれをふまえて読んでください!
機材の大きさと価格の傾向を考えると・・・小型はぼったくり?
- こんなに小さいのにこの値段なの!?
- ツマミこんなに少ないのに!?
この(値段高いよ!!)という心の叫び、あるあるですよね。
私も一昔まえならそうでしょう。
大きいほど → 機能が沢山 → ツマミも沢山 → いろんな場面で使えそう → コスパ高い
この流れは当然あること。
なのでこの逆をいく、小さくて、ツマミが少なくて、お値段高い機材には違和感があるんです。
- ぼったくりじゃん!
- こんなん使えないときどうするわけ!?
- 自分の好みに調整できないじゃん!
こんな気持ちになりますよね~
一方、大きくて、ツマミの多い機材を使いだすと、
- 持っていくのがダルい
- ツマミが使いこなせない
- 一部の機能しか使わない
- いつも同じ設定
あれ?この結果だけ見たら小型のシンプルなやつ使うほうがしっかり使えてマシなのでは・・・
そうなんです、どのように使うのかはっきりしておらず、好みというあやふやな自分基準で選ぶとこうなるんです。
価値判断に音が伴っていないこと、なによりコンフォートゾーンを一歩踏み出そうとしていないことが原因でしょう。
※コンフォートゾーンは上達や成長に関わることなので別の機会にお話したいところ。
コスパのよい機材ってどんなものだろう?
本当のコスパとはなんだろうか?と冷静になって考えてみましょう。
ツマミが多かったり、機能が多いと、どんな音にもできそう、どんなときでも使えそう・・・要するにツブシが利きそうと考えますよね。
これがコスパとぶつかりがちなんです。
ツマミが多くてどんなに音作りの幅が広かろうが、使えない音では・・・うーん
むしろ音作りが煩雑になってやっかいです。
いつも同じ設定になりがち。
機能の多さも同じ。
多いからといって本当に全部使うのか。
ツマミや機能が増えれば、普通はパーツも増えるので機材のお値段は上がりますよね。
しかもその値段の上がり方は質に対してではなく量に対して。
なので、フル活用できないと損をしていることになります。
※ここではツマミや機能のことばかり言ってますが、大きい機材だからツマミが多いとは言い切れません。しかし、中身(パーツ)が多そうだから高い値段も納得しやすい、ということはありますよね^^;
近頃では複数機能で驚くべき低価格のものがあります。
便利で素晴らしいと思う一方、質を犠牲にしたんだろうな・・・って残念になります。
よい質を経験する機会がどんどん減っているなぁと。
(補足:複数機能低価格な機材を効果的にうまく使う考え方もあります)
今回のコスパ(=コストパフォーマンス)のパフォーマンスについては広い意味での音楽と考えています。
音楽的なニュアンスだったり、音楽をするモチベーションだったり、音楽すること全般をどれだけサポートしてくれるか。
このパフォーマンスが機材そのものに目が向いていると、残念ながら私の意見と食い違うでしょう。
(機材弄ることそのものが好きっていうのも理解はできますので)
今の自分を考えること、将来の自分を考えること、それがコスパよい機材選びに重要
なにも小型でツマミも少なく、機能も最低限、であれば最高の機材!と言いたいわけではありません。
あなたの音楽をいつでも的確にバックアップしてくれる機材が、今のあなたにとっての最高にコスパのよい機材だと思うんです。
今のあなたを自覚し、これからさきどうなりたいかを考える・・・
こうしてから機材を選ばないと、あやふやな好みや、とにかくなんでもできそうな機材であればいいや、とコスパの悪い、自分の成長の助けにあまりならない機材を選択しがちです。
さらには、コスパの悪い機材同士を比較して買ったり売ったりを繰り返し・・・(安めで便利な機材が増えたからこその悪循環)
何事も経験というのは間違っていませんが、経験を積むことは目的ではなく手段です。
手段選びにグルグル回っていても仕方ありません。
(楽しい面も否定できないですが^^;)
音楽的に上達したい、もっとよい音楽したい、このように考えているのであれば、今のあなたにピッタリで将来こうなりたいを支えられるような機材を手早く選びたいものです。
まとめ
- ツマミが多い、多機能である、(大きい)、そんな機材ほどコスパが実は低くなりがち
- 質と量、どちらにお金を使っているのか冷静に判断すべき
- 便利な低価格の複合機が増えているが・・・質が犠牲にされがち(使い方次第ではある)
- 本当のコスパのよい機材は、今の自分、将来の自分で決まる
- 道具選びに時間をかけすぎないこと