無難・・・ではないスリルあるベースの音作り

  • フラット
  • 原音重視
  • バンドを支える
  • 耳に痛くない

ベースの音作りって一歩間違えるとバンドを壊してしまうので、どうしてもこんな安全思考なキーワードがよく出てきます。

しかし、みんながみんなこの無難な方向に行き過ぎたら・・・

ベーシストしての個性はなくなるのではないでしょうか?

それが嫌だなと感じるあなたに無難ではない音作りのお話を。

コツは『すべての音が鳴るようにする』です。

 

なぜ音が似てきてしまうのか、それは機材に音を決められているから

ベース本体やエフェクターによって音をコントロールしている限り、同じものや似た傾向のものを使う人はやはり似た音に。

そうなると、弾く速さとかフレーズの難しさでどうしても個性を演出したくなってしまうんです。

個性のあるプレイヤーは一音でさえも多くの情報を込めます。

だからすでになにを弾いても個性があり、ロングトーンでさえ魅力的。

 

どうしたら機材の音から解放されるか

それはワイドレンジで、情報量の多い機材を使うことです。

機材から解放されるために、機材を選ぶって変な話に聞こえるかもしれません(笑)

ようするに、自由になれる、広々とした枠を用意したうえで、そのなかで自分のしたい弾き方、プレイをするということです。

 

例えば・・・サッカーしようとイメージしてみてください。

サッカー場がしっかりした広さがあれば、広さなんて気にせずプレイに集中するだけですよね。

でも、もし狭いコートでやろうとしたら(やるなって話かもしれませんけど笑)

ボールを遠くに飛ばせません、接触プレイが多くなるかもしれません、人数が多くて邪魔とか・・・

 

いつものサッカーではなく、狭い中でどうしようかってことに気をとられますよね。

ワイドレンジで情報量の多い機材って、この広いサッカー場のことです。

逆に、音を無難に決めてしまうのは狭いコート。

狭いコートも慣れればプレイできるでしょう。

しかし、戦術は少なくなりそうではありませんか?

そもそも、場所さえ広ければ、サッカー以外にも自由に遊べます。

それが狭いだけでできる遊びは限られます。

 

どんな音も出せる状態であれば、なにをどうプレイするのかはプレイヤー次第。

プレイヤー次第ということはそれが個性になるわけです。

 

ギリギリのスリリングな音作りとは、自由であること

音楽は表現であるはず。

これに疑問はありませんよね?

無難で耳に心地よいこともあれば、叫びみたいな激しさを表現したいこともあります。

もし上で書いたような無難な音作りしかできない機材を使っていると、この叫びのようなスリリングな表現は難しいでしょう。

無難から外れてしまいます。

それではペダル踏めば激しい音になるようにすればよいか・・・

それも一つの方法としてありだと思います。

しかし、それも機材に頼ることになるので使用する機材に個性があるわけで、ベーシスト本人かというと・・・うーん。

なので、どんな音も出る状態のなかで、弾き方で激しさを表現すると、プレイヤーの力量、個性だなと。

(もちろん歪みの音などは歪ませないといけませんから、そこは機材にたよりましょう。)

 

激しさとは逆の、寂しさ、か細さ、なんかも弾き方で表現できると幅が出てよいですよね。

この細さも無難な音を作る系な機材は苦手とする分野。

無難な音を作る系の機材は0,1のようなイメージです。

そうではない、自由度高い機材は、通常が5、激しくして10、繊細で1と選択肢があるようなイメージ。

 

まとめ

  • 音に個性が出ない、似てきてしまう、その問題は機材に音を決めてもらっているから。
  • ワイドレンジ、情報量の多い機材を選ぶことで、機材の音から解放される。
  • 広い場所を用意してくれれば、なにをしようが、どうしようが、あなた次第。それが個性。
  • 無難な音作りだけでは、激しい音、繊細な音の表現が難しい。
  • どんな音も出る状態にしてから、弾き方で表現しましょう。
  • 音の連続的な変化はワイドレンジ、情報量の多い機材が得意。

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