ベースのキャビネットはツイーター付いているかどうかで音作りが違う!

「Ampegのアンプいいよね~」

「Markbassのアンプ置いてあるとテンショ上がる!」

 

このようにヘッドアンプとキャビネットなど考えず、ひとまとめにする声もあれば、

 

「ヘッドはTraceで、キャビはhartkeか。この組み合わせだと・・・」

 

このようにメーカーばかりで好き嫌い、何を買う買わないと語られがちですよね。

もしあなたがmyアンプを買いたいとお考えでしたら、メーカーを考える前にキャビネットの種類と特徴を把握してから購入すると失敗が少なくなるはず。

なぜなら、音の傾向を決めるのにキャビネットが大きく関係しているからです!

(つまりこれを把握していると音作りのヒントに!)

ツイーターありなしが、アンプメーカーよりもまず大事

キャビネットの仕組みには大きく分けて2種類あります。

それは

  1. ツイーターが付いている
  2. ツイーターが付いていない

ただこれだけなんです(笑)

「どこのメーカーの音がーーー」と言う前にここから押さえましょう。

逆に、同じメーカーでもツイーター付きのモデル、付いていないモデルがあることがあります。

なのでメーカーだけで音は決められないということですね。

高音出る、出ない、これはツイーターのせいかも?

さてそれではそのツイータのあるなしで、音がどう違うのでしょう?

ツイーターの役割は『高音の再生』です。

高音専用のスピーカーとお考えください。

構造を考えるとこのように。

  • ツイーターが付いている → 高音が出る
  • ツイーターが付いていない → 高音が出ない

ツイーターのないキャビネットで

「スラップのジャキンとした音出すぜ!」

と高音を出そうとEQのHighをグいっとブーストしても・・・

  • 変化があまりない
  • 無理やりで耳に痛い、刺さる
  • 不自然な音がする

などあまりよいことはありません。

高音のためのスピーカーではなく、中低音用のスピーカーで無理に出そうとしているので当然です。

そのためスラップらしい音を出したいときは、素直にツイーター付きのキャビネットを選択するのが基本的なセオリーです。

 

この問題を解消するための特殊な機材も一部ありますが、それはまたの機会に。

 

現場のキャビネットによって、音作りも適材適所

ここではmyアンプ購入の参考になったら・・・と書いていますが、購入とは別で音作りのヒントになる考えも紹介します。

リハスタやライブの現場にあるキャビネットがわかるだけで、無理のない自然な音作りの参考になるんですね。

キャビネットの型番が分かれば、ツイーターが付いているかどうか事前に確認できるからです。

 

もちろんこの曲にはこんな音、みたいなイメージはあるでしょう。

しかしそう考えが固まってしまって、その設定が現場のシステムでは上手くいかない、不自然だったり、場合によっては不快な音作りになってしまうケースがかなり多いのではないでしょうか。

そんなときは『現場の機材が得意とする音の範囲の中で、ベストを尽くす』のがよいかなと私は思います。

  • ツイーター付き → 自分の中のイメージを追求。
  • ツイーターが付いていない → HighよりもMiddleに着目しつつ、不自然でなく、ボワつかないように。

という風にその場その場で作りやすい音を優先することをオススメします。

Highが出ないから絶望・・・ではなく「今の一番おいしい音はこれだ!」と最善を目指すフィーリング。

スラップバキバキのフュージョンをツイーターなしでやるのは・・・運命として受け入れるしか(苦笑)

ファンクのスラップならいけるんですけどね・・・

 

まとめ

  • アンプメーカーより先に、ツイーター付いているかどうかを気にしよう
  • ツイーターは高音専用のスピーカー
  • ツイーター付いているかどうかで音が全く違う
  • 現場のキャビネットに応じて、その場のベストの音を作りましょう

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